2015年10月24日

関税がなくなっても

物の値段が下がる事はありません。
まず、関税がなくなった分を利益としようとする業者は、価格をそのまま据え置いて販売するからです。
次に、輸入の場合、関税は変動しませんが、為替は変動する為、為替が円高であれば安くなりますが、円安の場合、その商品を買う為に、たくさん支払わなくてはならなくなる為、同じ量目であれば、例え関税がなくても、商品そのものの値段が下がる事は無いからです。
1ドル=90円の品物10個=900円
1ドル=120円の品物10個=1200円
関税率10% 900円= 990円
      1200円=1320円
関税が上乗せされているだけで、基本的な商品の価格に対しては全く影響が無い事がわかるでしょう。
為替が円高の際、安値で大量に買い付けると量目が増えた分だけ、関税率が重くなってきますが、同じ量目であれば、殆ど意味が無いのです。
実際、関税がなければ、もう少し安く手に入る、売れるのになあ、くらいの感覚です。
ところが、関税と言うのは、国の収入源の一つになっているので、これがなくなると、国の税収が落ち込みます。減った税収をどうするかと言うと、消費税から徴収する事になります。税収逃れ防止のマイナンバー制度は、その為の布石です。また、関税がなくなった為に輸入されすぎると困る業種も出てきます。
輸出の場合、消費税が免除されるので、国内販売するより、海外で販売し、利益を得れば消費税を払う必要がなく、業者にとっては関税がない事で、より輸出しやすくなる訳です。しかし、既に現地で海外展開している業者や、国際競争力の無い業者には、全く関係の無い話で(笑)
どうしても日本から輸出しなくてはいけない物でない限り、関税がなくても意味がないと言うのが本当の話です。輸入の場合も似たような物になります。
posted by ぴよぴよ at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする